『ミルクが、にゅういんしたって?!』著者・野村一秋先生に聞く(3/3)

ミルクが、にゅういんしたって?!』で、第一回児童文芸幼年文学賞を受賞された、野村一秋先生のインタビュー第3回目です。発想のコツやキャラクター設定の大切さなど、創作に大切なことをお聞きしました。

◆短い作品でも必ず創作ノートを1冊作る

――野村先生が物語を作る際、どのように考え発想するのでしょうか? 筆記用具を近くに置いてあるとか、「ネタ帳」のようなものでいつもメモをとるなど、創作のコツがあれば教えてください。

ミルク入院書影見たこと、聞いたことなどで作品のネタになりそうだと思ったことはとりあえずメモをして、書斎のコルクボードに貼っておきます。新聞記事などは切り抜いてクリアファイルに入れておきます。
で、雑誌やアンソロジーなどの原稿依頼があると、その中から規定の枚数に見合うような題材を選んで、創作ノートを作ります。
単行本もメモや切り抜きから創作ノートへとなる場合もありますが、作品にしたいという思いが強い題材が多いので、いきなり創作ノートから始めることがほとんどでしょうか。

で、その創作ノートついてです。わたしは書きだす前にしっかりと準備をしておきたいので、アンソロジーなどの短い作品でも必ず創作ノートを1冊作ります。
ノートには、テーマやキャラクター設定やプロットなどを書いたり、資料を貼ったり、思いついたフレーズやエピソードを書いたりと、もう、なんでも書き込みます。

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