おにぎりと神様(2/8)

文・きゅりあ   絵・柊 京佳

「ゴロン、ゴロン」「ゴロン、ゴロン」
しばらく、おにぎり君が転がっていくと、大きな川のそばに、ドングリが落ちていました。
ドングリは、ぬれた体を起こして、こう言いました。
「おにぎりさん、おにぎりさん、どこにいくの?」
おにぎり君は、ドングリに今までのことを話しました。

「それは、たいへんだね~」
「そうなんだ! そうなんだ! だから、神様に会いに行くんだ。聞いてみれば、一番早いのさ」
「神様のところなら、川は近くになかったね。ねえねえ、僕もつれて行ってよ! 僕は山育ち、ここは川だから育っても、大きな木にはなれないんだ!」
ドングリは言いました。
「ここの土はあまりにやわらかくて、大きくなってもたおれてしまうんだ。せめてもう少し、かたい土じゃないとね。根を下ろせないんだ!!」
おにぎりと神様2
「それなら、いっしょに来るかい? 乗せてあげるよ!」
おにぎり君はこころよく引き受けました。
「わ~い! ありがとう~!!」

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きゅりあ について

福岡県生まれ。仕事の合間に詩や物語を書いています。 童話は優しくてほっこりするようなものを目指していますが、 まだまだ、文章は勉強中です。 いつか、イラストも勉強して、自分の描いた絵で童話を作りたいです。 blog では、詩と物語を載せています。 良かったら遊びに来てください。 blog:パンラ国物語と詩集の欠片たち

柊京佳 について

(ひいらぎ きょうか) もの心ついた時からお絵描き大好き!たくさんの絵本に囲まれて子育てする中で、実際の生活の中にもある素晴らしい物語をいっぱい発見!2015年からブログやトークライブでそれをお伝えしています。 ブログ:はぴゆるの森屋 虫や山や木との不思議なやりとり書いてます。