おはなしの「タネ」をたくわえる(1/5)

絵本や童話を書こうとおもっても、何を書いたらよいか悩んでしまい、筆が進まないことがあります。
絵本や童話を多数出版されている、すとうあさえさんに創作の礎となる「タネ」の集め方を解説していただきます。


メモに残す
おはなしを書くケースは、いろいろあります。注文があって書く。書きたい題材があるので書く。コンクールに応募したいから募集テーマにあったお話を書く・・・などなど。

私は書き始めたころは、まだ注文などあるわけないのでひたすらトレーニングのために書きました。短いものですが、1年間に100作を目標にしました。
あるときは、「たまご」で書こうと決めて、10個パックのたまごのそれぞれの運命をおはなしにしてみたり、見かけたしっぽの太いのらネコから、いろんな動物のしっぽ物語をかいたり。
なにかおはなしになる「きっかけ」みたいなものを常に探していたような気がします。

そして、「面白いこと」「心にしみたこと」「なぜか印象に残ったこと」などをメモに残しました。「おはなしのタネ採集」です。
これは、後にとても役に立ちました。そしてなにより、タネを拾おうというアンテナがいつもたつようになりました。

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