おはなしの「タネ」をたくわえる(2/5)

自作をとりあげてどんなタネからその作品が生まれたのかをお話しします。
今回は『ざぼんじいさんのかきのき』(絵・織茂恭子、岩崎書店)です。
この本の「タネ」は、となりのおばあちゃんがもってきてくれた柿の実。

●あらすじ
おいしい柿を独り占めして、だれにもあげないざぼんじいさん。その隣に引っ越してきた、まあばあさんが、ざぼんじいさんの意地悪をおおらかにうけとめます。
結局ざぼんじいさんは自分の柿の木を切ってしまい、「なんてバカなことをしてしまったのだろう」と後悔します。
まあばあさんの「柿の種があれば、まくことができるのにねえ」という言葉に、ざぼんじいさんは物置に隠しておいた柿の実を出してきてみんなに食べてもらいます。
そして種をまきます。「おいしい柿の実、いっぱい、なあれ!」といいながら。

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