おはなしの「タネ」をたくわえる(3/5)

●「タネ」は、こうして
あの大震災で多くの人が、「自分はなにができるのか」と考えたと思います。私もそうでした。
ただひたすらニュースを見ていました。早朝のNHKニュースの特集コーナーでこの「緊急燃料輸送」のことを知ったのです。
とても感動し、これはこどもたちに伝えたいと強く思い、編集者さんに連絡をして現地に取材に向かいました。

私はいつもゼロから物語を創るので、実際にあったことを取材して書くということは、アンソロジーの企画以外滅多にありません。自作のノンフィクションはこの作品がはじめてです。
我ながら、自分の行動力に驚きました。
私は人見知りで引っ込み思案。家が一番好きというタイプです。

でも今回は「書きたい!」という気持ちが溢れ出て考えるよりまず体が動き始めていました。
理屈ではないんですね。

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