もらった子ネコ、返します(4/10)

文・中村文人  

次の日、土ようびの朝、ポスターにかいてある山村さんの家にパパが電話をした。
さっそくお昼すぎに見にいくことになった。

車で30分ほどで山村さんの家についた。
「いらっしゃい。子ネコをつれてくるからね」
山村さんのおばちゃんが、ジュースを出してくれた。
「アスカちゃん、この子だよ」
おじさんとおばさんが1ぴきずつだっこしてつれてきた。
「あー、かわいーい!」
ポスターのしゃしんよりずっとかわいい。
ふわふわの明るい茶色だ。りょう手にのるくらい小さい。

「さあ、だっこしてあげて」
アスカちゃんは子ネコを、そっとだきよせた。
「パパ、このネコちゃん、ゴロゴロいってるぅ」
アスカちゃんが、ふりかえると、もう1ぴきがパパのひざの上にのっている。

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