アカネと銀河の遊園地(1/15)

文・泉 あおり  

1 お別れの手紙

アカネちゃんへ
おなかの調子はどうですか?
レイコ先生がすごく心配してました。
わたしも、すっごく心配しています。
ケン太くんも、今日は元気がなかったよ・・・。
4年間、いつも仲よくしてくれてありがとう。
わたしは遠い星に行くけれど、アカネちゃんのことはずっとわすれません。
いつかアカネちゃんが、地球に遊びにきてくれる日を、楽しみに待っています!
そのときは、「星のオーケストラ」のえんそうをきかせてあげるね☆
バイバイ!
四年二組 上野カレン

アカネは手紙を読みおえると、小さなため息をつきました。そしてぎゅっと目をとじて、手紙をスカートのポケットへとおしこんだのです。
このままだと、泣いてしまうと思ったからです。

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泉あおり について

兵庫県神戸市在住。 ふと子供の本を書こうと思いつき、会社を飛びだしました。 今は時間を見つけては、童話と児童小説を書いています。 趣味は妻とのさんぽ。とくに山から神戸の景色を見るのが大好きです。 日本児童文芸家協会 研究会員