ズゼちゃん大好き~エドガルス・カッタイの記録から(7/7)

文と絵・小熊猫吉

「カッタイさん、明日はズゼちゃんのおひろめ会の日です。あなたからあいさつをお願いします。そして帰国されたらリーガの園長さんやリーガの皆さんにこのセレモニーのことをお伝えください。記録ビデオをお渡ししますので」
園長さんは私に告げました。
私はたくさんのお客さんの前であいさつをしました。
おひろめ会が終わり、私の帰国する日が近付いてきました。
私は、ズゼちゃんが神戸の皆さんに愛され続けるものと思いを強くしました。
「ズゼちゃん、さようなら。元気でね」
私は王子動物園を後にしたのでした。


【「新作の嵐」より追記 2018年2月7日】

『ズゼちゃん大好き』の第7話2ページ目後半で、事実誤認のご指摘がありましたので、作者と相談の上、次のように修正いたしました。
* * *
<旧>
園長さんはズゼちゃんのお婿さん探しを急がなければと考えています。
日本の動物園では、ゾウの赤ちゃんが生まれることが少ないので、何とか赤ちゃんを産ませたいと熱望していました。

園長さんが事務所にもどると、うれしいお知らせが来ていました。
「園長、スイスから電話ですよ」
「ハロー、アイ アム ディレクター オブ オージズー」
電話の内容は、スイスのサーカス生まれの子ゾウをゆずってくれるという話です。
園長さんの望んでいたお話でした。

<新>
園長さんは早くマック君とズゼちゃんが仲良くなって、赤ちゃんを産んでほしいと願っていました。
日本の動物園では、ゾウの赤ちゃんが生まれることが少ないので、 お客さんたちや動物園の関係者も、何とか赤ちゃんを産ませたいと熱望していました。

作者・小熊猫吉さんからのコメントをいただきました。
「ご指摘をいただき、ズゼちゃんが大好きな皆様方にお礼と感謝を申し上げます」

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小熊猫吉 について

(こぐま ねこきち)1937年生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。1993年~1998年王子動物園園長。現在80歳です。70歳まで動物園で獣医師として動物たちの健康管理などをしていました。 動物園で学芸員の資格を取得してから10年間毎週土・日に動物の子育てや暮らしぶりについて子供たちに30分程度話していました。話すだけでなく紙芝居を作成して話すようになりました。