ズゼちゃん大好き~エドガルス・カッタイの記録から(1/7)

文と絵・小熊猫吉

ズゼちゃんが10歳になった頃です。
ある日のことズゼちゃんに縁談がきたのです。
神戸の王子動物園からリーガ動物園にズゼちゃんを王子動物園のマック君のお嫁さんにほしいと頼まれました。

動物園の目玉動物は世界中でゾウさんにかなう動物はいません。
王子動物園には年寄りの太郎と諏訪子の2頭のゾウさんが暮らしていました。
しかし太郎は阪神淡路大震災の前の年、1994年に58歳で亡くなりました。
そこで、あとつぎに若い男の子マック君がスイスのキンダーガーデン動物園から来ていました。

日本の動物園ではアジアゾウの赤ちゃんの誕生はありませんでしたので、王子動物園でゾウさんの赤ちゃんがほしいと望んでいたのです。
神戸市と姉妹都市としてこれまでに文化スポーツ交流事業を続けてきました。
これまでに友好交流動物としてニホンザルやカワウソなど親善動物大使として贈られていました。
このような交流の中で、ズゼちゃんをマックのお嫁さんにほしいと申し入れがあったのです。

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小熊猫吉 について

(こぐま ねこきち)1937年生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。1993年~1998年王子動物園園長。現在80歳です。70歳まで動物園で獣医師として動物たちの健康管理などをしていました。 動物園で学芸員の資格を取得してから10年間毎週土・日に動物の子育てや暮らしぶりについて子供たちに30分程度話していました。話すだけでなく紙芝居を作成して話すようになりました。