ドライブインシアター in 図書館

アメリカにも春がやってきました。私の住むワシントン州も一気に桜が花開き、晴れの日も増えて、子供たちは大喜びです。この時期、春休みを満喫する家族連れは、どこの町にいっても多くみられますが、10日ほどの休みの間子供たちが足しげく通う場所の一つは、やはり「図書館」と言ってよいでしょう。

◆いったい何をするの?
アメリカの図書館が、様々な取り組みをしていることは何度か皆さんにもお伝えしていますが、今回も楽しいイベントに参加してきました。それは『ドライブインシアター in 図書館』。
「何やら面白そうだな」と思ったものの、案内のチラシだけでは、一体何をするのか分かりませんでした。詳しいことは一切書いてありません。入り口で一緒になった娘の学校の友人のお母さんも「いったい何をするのかしらね?」と想像がつかない様子でした。

実際に図書館に到着してみると、驚きの光景がそこにはありました。図書館内にある会議室一面に置かれたのは、なんと空き箱。
「みなさん、箱をひとり1つ確保してね。必ず箱の中に入ってサイズをチェックすること!」
図書館についた途端、司書の方がニッコリ笑って子供たちに声をかけていきます。駆け出す子供。呆気にとられる親たち。

子どもたちは空き箱を使って、車を作るように指示されました。図書館司書だけでなく、近所の学校の美術の先生がボランティアに来ていて、あれこれ世話をやいてくれます。
図書館スタッフのみなさんが総出で手伝い、紙皿やパイプクリーナーが、車のタイヤやハンドルになって、段ボールを飾っていきます。思い思いに絵をかいたり、用意された運転免許証のコピーに自分の名前を書いたり、ナンバープレートを設置したり、本格的な「車作り」に子供たちは大はしゃぎ。

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Junko Goodyear について

(ジュンコ グッドイヤー) 米国・ワシントン州シアトルの対岸、ベインブリッジ島在住。クリエイティブ・エージェンシー「Agentic LLC」共同経営者。 東京のど真ん中をベースに約20年間ビジネス経営した後、2010年にアメリカに生活の拠点を移す。エキサイトで刺激的な都会の生活をやめて、現在は仕事を日米で展開しつつも「半径5メートル以内の幸せ」を丁寧に生きる、パシフィック・ノースウエスト的「Go Tiny ライフスタイル」を実践中。 HP:Go Tiny!