児童文学賞入選は、デビューの近道になりますか?

絵本や童話を書くとき、コツがつかめなくて誰しもが壁にぶつかることがあります。創作のコツはどうすれば会得できるのでしょうか。ベテラン作家の正岡慧子先生に質問を投げかけ、それについてお答えいただきます。

Question
「月刊公募ガイド」などに載っているさまざまな「児童文学賞」で入選することは、デビューの近道になりますか?

Answer
◆自分の力を試すよい機会◆
なります。
なかでも、大賞作品が出版されるという条件になっている文学賞に応募すれば、受賞することはすなわちデビューを意味することになりますから。ぜひ、公募に挑戦してください。自分の実力をためす意味でもよいと思います。

ただ、一般的には5~6枚の童話の公募が多く、入選しても出版に結びつかないものも多いので、自分の目的にあった公募を選ぶ必要があります。
とはいうものの、大賞を獲得することは容易なことではありません。まぐれ当たりということがないからです。
まずは、自分の書いた作品を人に読んでもらい、感想を聞き、書き直し、さらに読んでもらい、「いいね」がたくさん集まってから、応募しましょう。

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正岡慧子 について

正岡慧子(まさおか けいこ) 広島県に生まれる。広告代理店勤務を経て作家となる。専門分野は、絵本・童話・児童書、健康関連の実用書。主な作品は、『かばんの中のかば』(あかね書房)、『きつねのたなばたさま』(世界文化社)、『ぼく、まってるから』(フレーベル館)、『あなぐまのクリーニングやさん』『探偵犬スコットと仲間たち』 (PHP研究所)、『からだの知恵 食のひけつ』(講談社)、『家庭薬膳のススメ』(毎日新聞社)ほか。執筆のかたわら、読み聞かせ講座や高齢者のための読書活動を続けている。現在、一般社団法人 日本児童文芸家協会、(社)日本文藝家協会会員。