本は書き手だけでは作れない

0点天使』が出版されるまでを振り返って

この本は今年(2016年)の夏の終わりに出版されましたが、ポプラ社より刊行されるまで2年かかっています。
編集者さんに声をかけていただいたのは、2014年の夏です。無の状態で書いてみたいものを3点あげ、「0点天使」を進めることになりました。ちなみに候補にあげたのは、魔女系、動物系、天使です。そのときは文庫版かハードカバーか決まってなく、枚数制限もなく自由に書かせていただきました。

まず天使学校に通っている主人公の女の子のキャラクターを考え、天使や神様のことを調べ、自分なりの天使学校のイメージを膨らませて、いざ執筆!

私は綿密なプロットを立てずに、頭に浮かんだことを書いていくので、一気に書かないと忘れてしまいます。けれど集中が途切れると、そこからなかなか進みません。だらだらの日々が続きます。本来怠け者の性格なので、朝食後だらだらしているとすぐ昼になり、昼食を済ませ買い物に行くともう夕方・・・と、何もしないで1日が終わってしまうのです。

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麻生かづこ について

(あそうかづこ) 大阪府生まれ。千葉県育ち、東京都在住。花と絵本を見るのが好き。ボランティアで読み語りをしています。絵本や紙芝居も作りたくて、ただいま修行中。 「ぞうのくしゃみでおおさわぎ」で毎日童話新人賞最優秀賞受賞。主な作品に『あしたははれ曜日!』(第42回緑陰図書)『きいちゃんのおへそ?』(ともに、そうえん社)、『うふふ森のあららちゃん』『天までひびけ! ドンドコ太鼓』(ともに、国土社)、『ハセイルカのハルカが泳いだ日』(佼成出版社)、『亡霊クラブ 怪の教室』シリーズ(ポプラ社)などがある。 日本児童文芸家協会会員、この本だいすきの会会員。