絵本の登場人物は何人くらいがいい?

絵本や童話を書くとき、コツがつかめなくて誰しもが壁にぶつかることがあります。創作のコツはどうすれば会得できるのでしょうか。ベテラン作家の正岡慧子先生に質問を投げかけ、それについてお答えいただきます。

Question
絵本のストーリーを考えていると登場人物がどんどん増えてきてしまいます。絵本の場合、登場人物がどのくらい(何人くらい)がいいでしょうか?

Answer
本 黄緑◆小さな子どものための作品は、これを参考に◆
対象年齢と作品によります。
絵本にかかわりはじめの小さな子どものための作品は、ブルーナの絵本シリーズが参考になるでしょう。この程度の登場人物、色、展開などがこのましいと思います。
小さな子ども用は2~3人までが多いようですが、家族構成でなれている人数でという言い方もできると思います。

◆作品の内容と書き方で人数増も◆
幼稚園に行くようになると、少し範囲を広げても大丈夫ですが、メインのキャラクターは2~3人までだと思います。
ただし、作品でその必要性があれば、大勢の人数を描き分けるというおもしろさはまた格別です。『ウオーリーをさがせ!』『とこちゃんはどこ』などはとても喜ばれますし、『ふうせんクジラ ~ぼんはヒーロー』などは圧巻ですよ。
『ばばばあちゃん』シリーズにも、子どもたちがおおぜいでてきます。作品の内容と書き方によるということでしょう。

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正岡慧子 について

正岡慧子(まさおか けいこ) 広島県に生まれる。広告代理店勤務を経て作家となる。専門分野は、絵本・童話・児童書、健康関連の実用書。主な作品は、『かばんの中のかば』(あかね書房)、『きつねのたなばたさま』(世界文化社)、『ぼく、まってるから』(フレーベル館)、『あなぐまのクリーニングやさん』『探偵犬スコットと仲間たち』 (PHP研究所)、『からだの知恵 食のひけつ』(講談社)、『家庭薬膳のススメ』(毎日新聞社)ほか。執筆のかたわら、読み聞かせ講座や高齢者のための読書活動を続けている。現在、一般社団法人 日本児童文芸家協会、(社)日本文藝家協会会員。