はじめのモモ(1/2)

文と絵・みしまる☆☆☆織音

5 おにげ

かくれた モモの いばしょにも

やっぱりまた

たくさん たくさん あつまった

 

あつまったモノたちに

おじいと おばあの 家は

かべを こわされ やねには あなをあ けられ

 

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ほしがるものたちから モモを まもるため

おじいと おばあは とうとう

「お逃げ」と

モモを 旅立たせた

 

おばあの くれた だんごを もって

モモは 道々 かんがえていた

おばあの こえが よく きこえなかった

(オニ・・・?)

そういっていたような きがしてた

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モモは 旅の  みち

オニて なに?

オニは どこ? と

むけるあしも ゆくえもしれず

あってなにする めあても ないまま

 

ただほしがるモノたちから はなれるためだけに

モモは 旅を つづけた

モモは 歩きつづけた

ちいさな ちいさな コオニたちが

あしあと おいこしていくの きづかなかった