ふわり たまさぶろう

文・季巳明代   絵・もも りこ

カッパからげて さんどがさ、いきなすがたの たまさぶろうが、のはらで ひとやすみ しようと していると、
「おっかちゃんを、はなせぇ!」
とつぜん きこえて きた こネコの かなしげな こえ。
みると、きれいな ミケネコが、がらの わるい どらネコに いじめられている ところ だった。
「どらはちさんに、おっかちゃんが つれていかれちまうんだょぉ・・・」
こネコは、くちを へのじにして ないた。

季巳明代(きみ あきよ) について

鹿児島県出水市在住 保育士時代に公募にはまり、幼年童話作家をめざす。 毎日童話新人賞優秀賞、新美南吉童話賞特別賞、など受賞多数。 作品に『てんぷら母ちゃん』(家族っていいね3・4年生収録/日本児童文芸家協会編/PHP研究所)』 『ウドちゃんとチョロくん』(ぼくたちの勇気)収録/編著/漆原智良/国土社)』 『よっていっきゃんせ!』(児童文芸収録/日本児童文芸家協会編)』 単著に『ひげなしネコ』『じゅんばんこ!』『四年変組』『りほちゃんのめざし』(以上フレーベル館)、『ひっこしはバスにのって』(銀の鈴社)。キンダーブック2に、『にんにんにんじゃえん どろろんぐみ』を連載中。(いずれもフレーベル館

もも りこ について

1981年生まれ、崇城大学芸術学科彫刻部卒業。 学んだ彫刻の技術を活かし、いろいろなことに挑戦中。