ズゼちゃん大好き~エドガルス・カッタイの記録から(6/7)

文と絵・小熊猫吉

いろんな手続きがすみました。
そして大きなトレーラートラックに、ズゼちゃんのおりが積み込まれて走り出しました。

飛行場から長い橋を渡り高架の高速道路に入ります。
右手には緑の山並みが見えます。
左側には大きなビルが立ちならぶ街とその向こう側に青い海が広がり、白い大きな船も見えます。

1時間ほど過ぎるとインターチェンジから街に入ります。
前方に大きな観覧車が見えてきました。
観覧車のたくさんのゴンドラの横にはゾウやライオン、キリンなどの絵が描かれています。
樹木に囲まれた動物園に到着しました。

入口には大勢の人たちが集まっています。
「ズゼちゃんいらっしゃい。長い旅お疲れ様でした」と声をかけてくれます。
私は王子動物園の飼育員にすべてをまかして様子を見ます。
今度は大きなクレーンでおりごと釣り上げて、入口近くのゾウ舎のグランドに下ろされました。

小熊猫吉 について

(こぐま ねこきち)1937年生まれ。岐阜大学農学部獣医学科卒業。1993年~1998年王子動物園園長。現在80歳です。70歳まで動物園で獣医師として動物たちの健康管理などをしていました。 動物園で学芸員の資格を取得してから10年間毎週土・日に動物の子育てや暮らしぶりについて子供たちに30分程度話していました。話すだけでなく紙芝居を作成して話すようになりました。