あさがおの木(2/4)

文と絵・なりくら

あさがおの木2-1なんにちかたって、さくらじいさんが、いつもの ように おひるねを していると、くすくすっと、わらいごえが きこえてきました。
さくらじいさんが、あしもとを みると、ちいさな あさがおの ふたばたちが、わらったり、おどったり していました。

「おやおや、おまえさんたち、めが でたのかい」
「そうだよ。これから、どんどん おおきくなるよ」
ちいさな あさがおの ふたばたちは、げんきいっぱいです。
「そうかい。そうかい」
さくらじいさんは、にっこりしました。

なりくら について

二男子の母。印刷会社を退社後、自営の仕事をしながら、趣味でイラストや絵本を描いています。夢は、描いた絵本をたくさんの人に読んでもらうこと。日々精進しながら、作品を増やしていきたいと思っています。 ブログ:なりくらわーるど