あさがおの木(4/4)

文と絵・なりくら

あさがおの木4-4すると、うさぎの ぼうやが ぴょんと はずんで
「ぼく、おかあさんに おしえてくる」
と かけて いきました。
「ぼくも、みんなに おしえにいこう」
りすの ぼうやも、もりの みんなを よびに いきました。
「わはははははは」
さくらじいさんは、おおきな こえで わらいだしました。
そして、あさがおの きに なったときの ように、うたを うたいはじめました。
もりの みんなが あつまったら、きっと、おいわいの だいえんかいに なるに ちがいありません。
さくらじいさんの はずんだ うたごえは、もりじゅうに ひびきわるのでした。

なりくら について

二男子の母。印刷会社を退社後、自営の仕事をしながら、趣味でイラストや絵本を描いています。夢は、描いた絵本をたくさんの人に読んでもらうこと。日々精進しながら、作品を増やしていきたいと思っています。 ブログ:なりくらわーるど