あさがおの木(1/4)

文と絵・なりくら

あさがおの木03りすの ぼうやが いったあと、さくらじいさんの まわりには、あさがおの たねが、まだ たくさん おちていました。
ちいさな、ちいさな あさがおの たねたちは、ちいさなめを パチパチさせて さくらじいさんを みあげていました。

「おやおや、おちびさんたち。おいてけぼりかい? すまないが、わたしは、ひるねの つづきを させてもらうよ」
フワーッと おおきな あくびをすると、さくらじいさんは、また ねむりはじめて しまいました。

なりくら について

二男子の母。印刷会社を退社後、自営の仕事をしながら、趣味でイラストや絵本を描いています。夢は、描いた絵本をたくさんの人に読んでもらうこと。日々精進しながら、作品を増やしていきたいと思っています。 ブログ:なりくらわーるど