おにぎりと神様(4/8)

カキのタネたちは、うんしょ、うんしょ!と、おにぎりの体に乗り込みました。
おにぎりの体はふわふわしてとっても、気持ちよかったので、カキのタネたちは中へ中へと入っていきました。
「じゃあ、落ちないようにね!」
「おお、おお。おお、おお」
気持ちいいおにぎりの中で、カキのタネはごきげんになりました。
「じゃあ、行くね」

おにぎり君は、また、また、神様のところまでころがっていきます。
「ゴロン、ゴロン」「ゴロン、ゴロン」
今度はカキのタネたちも、声を合わせて
「ゴロロンロ~ン、ゴロロンロ~ン」「ゴロロンロ~ン、ゴロロンロ~ン」

なんだか、みんなで声 を合わせると、うきうきと楽しくなってきました。
このころになると、おにぎり君はさらに大きくなって、
なんと、小さなお山のぐらいの大きさになっていました。

きゅりあ について

福岡県生まれ。仕事の合間に詩や物語を書いています。 童話は優しくてほっこりするようなものを目指していますが、 まだまだ、文章は勉強中です。 いつか、イラストも勉強して、自分の描いた絵で童話を作りたいです。 blog では、詩と物語を載せています。 良かったら遊びに来てください。 blog:パンラ国物語と詩集の欠片たち

柊京佳 について

(ひいらぎ きょうか) もの心ついた時からお絵描き大好き!たくさんの絵本に囲まれて子育てする中で、実際の生活の中にもある素晴らしい物語をいっぱい発見!2015年からブログやトークライブでそれをお伝えしています。 ブログ:はぴゆるの森屋 虫や山や木との不思議なやりとり書いてます。