おにぎりものがたり(2/3)

文と絵・伊藤 耀

絵本「おにぎりものがたり」第2話5場面「ぼくも かたくて、でっかい おにぎり、にぎったことが あったぞ」
と、うさとうさん。
「がくせいの とき、ともだちふたりと スキーに いったんだ。ぼくは おにぎりとうばんになってね。ちいさいのを いっぱい にぎるのは めんどうだろう。だから、ギュギュッと、ソフトボールみたいな でかい おにぎりを 3つ、にぎって いったのさ。

さむい スキーじょうで、あったかい ぶたじると いっしょに たべた おにぎり、すごく うまかったなあ」
「やっぱり、おとうさんは おばあちゃんの むすこなんだね!」
あははは・・・。

伊藤 耀 について

(いとう ひかる)福井県福井市生まれ。福井市在住。10代からうさぎのうさとその仲間たちを中心に絵画・イラストを描き始める。2019年からアールブリュット展福井に複数回入賞。2023年には福井県医療生協組合員ルームだんだん、アオッサ展望ホールその他で個展開催するほか、県内アールブリュット作家展に出品するなど、活動の幅を広げている。現代作家岩本宇司・朋子両氏(創作工房伽藍)に師事。HP:絵とおはなしのくに