おにぎりものがたり(3/3)

文と絵・伊藤 耀

絵本「おにぎりものがたり」第3話7場面「うさは おにぎりの おもいで、なにか ないのかい?」
と、うさとうさんが ききました。
「ひじきの おにぎりかなあ」
と、うさは こたえます。
「ひじきの おにぎりが どうしたんだい?」

「がっこうで、ランチの じかんに、わたしが おべんとうを ひらいたら、おかあさんのつくってくれた ひじきの おにぎりが でてきたの。それをみて、しょくどうへ いこうとしていた おともだちが、『ウヒョー!』って、たちどまっちゃったの」
「よほど、おいしそうに みえたんだな、ひじきの おにぎりが。それで?」

「べつの おともだちが、『だめ だめ! よそのよ、よその!』って いって、みみを ひっぱって、つれて いっちゃった」
わはははは・・・。

伊藤 耀 について

(いとう ひかる)福井県福井市生まれ。福井市在住。10代からうさぎのうさとその仲間たちを中心に絵画・イラストを描き始める。2019年からアールブリュット展福井に複数回入賞。2023年には福井県医療生協組合員ルームだんだん、アオッサ展望ホールその他で個展開催するほか、県内アールブリュット作家展に出品するなど、活動の幅を広げている。現代作家岩本宇司・朋子両氏(創作工房伽藍)に師事。HP:絵とおはなしのくに