お菓子の国のしつじーさん(6/7)

文・あいみ  

「・・・メェさんが一人で抱えこむことじゃないんですよ。・・・話してしまいますね。ボクがここに来ようと決心したのは、メェさんが本当にボクを必要としてくださったからなんです。メェさんのうわさはずっと聞いていました。すごく、すごくがんばりすぎているから、心配だって・・・倒れてしまいそうだから・・・お父さんの相談に乗ってあげてほしいって・・・メェさんのお嬢さんにお願いされたんです。それでずっと心配していたんです・・・。
がんばっているメェさんは、素敵です。でも、必要なときにはだれかに支えてもらうのも大事だと思います。・・・だから、ボクはここに来ました。いっしょにがんばりましょう。メェさん」

(マリィが・・・わたしを心配して?)
メェさんはびっくりしました。
「ほ、本当ですか? それは・・・」
「はい。みんなメェさんが大好きですよ。だから一緒にがんばりましょう」
タベルノダイスキさんはやさしく言いました。

ありがとう。
メェさんは、静かに泣きました。そしてうなずきました。
「あなたがいてくれて、良かったですぞ」
(つづく)

あいみ について

あいみです。東京都在住の介護士さんしてます。赤毛のアンが大好きです。文通なんかもしていたりします。一度きりの人生、楽しまなきゃ!の精神で毎日頑張っています。 きっと明日は今日よりも良くなると信じています。 ブログ→「あいみの幸せぶっく」