ハロウィンのひにやってきたおばけ

文と絵・えもりなな

この作品は、いま勤めている保育園で一緒に働いている同僚の先生から、「この園にハロウィンの紙芝居がないので、江森先生に作ってもらって子どもたちの前でぜひ読み聞かせして欲しい!」と頼まれたことがきっかけで生まれました。

ハロウィンの日に何をするのかを知らない子どもたちも多いので、お話を通してその行事を伝えられたいいなと思いました。
今回登場してくるおばけは、見た目は可愛らしいのに本当の姿がちょっと怖い!
このおばけはハロウィンの日に人間の子どもたちがしていることを見て、ハロウィンの日には家々を回ってお菓子をもらうということを覚えてしまいます。
その部分が子どもたちの目線と重なればいいなという意図を込めました。

そして、今回は朗読形式で絵本動画を作成してみました。紙芝居の読み聞かせを見る感覚でご覧いただけたら嬉しいです。
これからハロウィンを初めて体験する子どもたち、毎年ハロウィンを楽しみにしている子どもたち、おばけが大好きな子どもたち・・・大人も子どもも一緒になって楽しんでもらえたらと思います。

えもり なな について

江森 奈々(えもり なな)1985年神奈川県生まれ。千葉県在住。幼少期より母から良質な絵本を与えられて育つ。幼い頃から絵を描くことが得意で、小学生の頃は漫画を描く。中学生になると美術部に所属し油絵を始める。灰谷健次郎の「兎の目」に感銘を受け、10代は日本や世界の児童文学を読みふける。現在、保育士をしながら絵本や童話、紙芝居の創作、読み聞かせを行っている。画家・イラストレーター、モデルとしても活躍中。絵本は1500冊以上読破。2023年be京都にて初のプチ個展を開催。パレットクラブスクール19期絵本コース卒業。トムズボックス2019冬季ワークショップ修了。 『絵本作家になるには、絵が描けないと無理ですか』(CATパブリッシング)の挿絵を一部担当。 ●YouTube:【なないろ本屋/7's BOOKSHELF】 ●Instagram:【nana_museum】