大人ももっと絵本を! 絵本セラピーの魅力②

◆大人だから響く絵本
そんな時にであった絵本がこちら!
おこだでませんように』(くすのきしげのり/作、石井聖岳/絵 小学館)
絵本好きの方ならご存知の名作です! その当時、次男のやんちゃぶりに疲れ果てていた私、仕事と家事の両立の難しさにも直面していました。

そんな時に、こどもたちと遊びに来たテーマパークの絵本コーナーでふと手に取ったこの本を読んでいるうちに、ぼろぼろ涙がこぼれてきたのです。子どもの健気な姿が我が子と重なり、自分自身の子育てをふりかえって、「もっと子どもの話を聴いてあげよう」・・・そう素直に思えたのです。そして、「大人だから響く絵本があるんだ~!」というのを身をもって感じたのです。

そこから「私のための絵本探し」が始まりました。「大人」「絵本」、そんなキーワードで密林(=某ネットショップ)を検索していると、今度はこんな本にヒットしました。
絵本はこころの処方箋』(岡田達信著 瑞雲舎)
東日本大震災の被災地に絵本を届ける活動をしていた方から「図書館は魂の治療所なんだ」という話を聴いたことがあります。その話に深く共感した私はすぐさま、この本を注文し・・・読後には「これだ~~~!!」(笑)

「大人にこそ絵本を!」ーーその思いを多くの方に届けられる「絵本セラピー」をすぐに学びたい! 数カ月後には福岡で開催される絵本セラピスト基礎講座に申し込み、福岡に飛んでいました!

思ったら即行動してしまう私を、温かく見守ってくれる家族に感謝・・・ですね。さあ、実際に学んだ「絵本セラピー」とは?!(引っぱってごめんなさい)次回のコラムでご紹介しますね! ※次回は「絵本セラピー®のテーマ選び」です。

中村恵美 について

(なかむら えみ)福岡県出身 岡山県玉野市在住。岡山・香川の民放局アナウンサーとして勤務した後、結婚退職をしたのを機にフリーに。司会業・リポーター業の傍ら、絵本の読み聞かせ活動や朗読を始め、絵本セラピー®と出会う。基礎絵本セラピスト®の資格を取得し、毎月絵本カフェや地元のパン屋さんで絵本セラピーを開催している。現在 高校一年と小学三年生 二男児の母。 (資格)絵本セラピスト®協会認定 基礎絵本セラピスト®、大人に絵本ひろめ隊®。 日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーター。 キッズアンガーマネジメントファシリテーター。 日本コミュニケーショントレーナー協会認定「心理カウンセリング1級・コーチング1級」