妖精ヤコブの冒険(2/3)

文・潮浜 優   絵・ゆき


「うわぁ、きれい・・・」

サーシャとヤコブは朝日をあびて空をとんでいた

「さぁ、どこへ行きたい、どこにでもつれて行ってあげる」

「じゃあ、海! 海が見たい!」

「ようし」

それから二人は

朝日にかがやく青い海を見て

雪がつもる、ゆうだいな白い山を見て

命の力にみちた緑の森を見て

世界中の、ありとあらゆる光を見た

潮浜 優 について

(しおはまゆう) 千葉県出身。子供の頃からお話しを書くのが大好きで、マンガや小説を書く。現在も仕事のかたわら、ブログやマンガ投稿サイトなどに連載中。 https://rookie.shonenjump.com/users/1609047349019437530

ゆき について

晴れた空を見上げたとき、そこに何色が見えますか? 冴え渡った青のなかにあるピンクや黄色や緑色・・・目を凝らさないとみつからない秘密の素敵な色を探すのが好き。幼少期から絵に親しみ油画や石彫を学んだ後ブランクを経て、2018年からデジタルイラストを始める。かわいいものや幻想的なイラストが多く、色使いや光が特徴的なイラストを描いています。