感動で涙がこぼれそうになる「おばけ」の絵本

◆ある日小さな女の子が

夜になり営業を始めたケーキ屋さんに、ある日小さな女の子が訪れてきます。
ふくれっつらの女の子を見て、おばけは笑顔にしてあげようと作ったケーキを食べさせてあげました。
すると、その女の子は「うん、おいしい。だけど、パパのつくるケーキと同じぐらいかな?」と言いました。

自分の作るケーキが世界一だと思っていたおばけは、その言葉にビックリ!
その瞬間、「きみのパパがつくるケーキなんかより、ぼくのつくるケーキのほうがおいしいって言わせてやる」とおばけはライバル意識を燃やし、それから毎月女の子に自分の作るケーキを食べにくるように誘います。

それから、おばけは女の子にいろんなケーキを作って食べさせてあげたり、一緒にケーキを作ったり、おしゃべりしたり・・・楽しい時間を過ごすことになります。
でも、やがて女の子は大人になり、結婚して遠い町に引っ越す別れの日がやってきます。
そして、最後の日、おばけはあるものを届けにいくことを決意するのです。
この続きは・・・ぜひ絵本で。(次ページに続く

えもり なな について

江森 奈々(えもり なな)1985年神奈川県生まれ。千葉県在住。幼少期より母から良質な絵本を与えられて育つ。幼い頃から絵を描くことが得意で、小学生の頃は漫画を描く。中学生になると美術部に所属し油絵を始める。灰谷健次郎の「兎の目」に感銘を受け、10代は日本や世界の児童文学を読みふける。現在、保育士をしながら絵本や童話、紙芝居の創作、読み聞かせを行っている。画家・イラストレーター、モデルとしても活躍中。絵本は1500冊以上読破。2023年be京都にて初のプチ個展を開催。パレットクラブスクール19期絵本コース卒業。トムズボックス2019冬季ワークショップ修了。 『絵本作家になるには、絵が描けないと無理ですか』(CATパブリッシング)の挿絵を一部担当。 ●YouTube:【なないろ本屋/7's BOOKSHELF】 ●Instagram:【nana_museum】