絵本の中の美味しいお菓子② ショウガ入りクッキー

【作り方】
① エリスリトールまたはラカントを使う場合は予め、フードプロセッサーやすり鉢で粉状にしておく。オーブンは予め160度に予熱しておく。
② バターは常温に戻し、大き目のボウルに入れて木べらでよく練っておく。
③ ②のボウルに卵黄、ジンジャーパウダー、エリスリトールを入れてよく混ぜ合わせる。
④ 米粉を数回にわけて入れ、生地をまとめる。
⑤ ビニール袋に入れて20分ほど冷蔵庫で生地を寝かせる。
⑥ お菓子用の“のばし板”にうち粉として米粉を薄く広げ、その上にクッキー生地を置いて綿棒で4~5mm程度の厚さに伸ばす。伸ばす時に左右両脇に4~5mmのルーラーを置くと、便利です。ハートのクッキー型でくりぬいていきます。
⑦ オーブンの鉄板にクッキングシートをしいて、くりぬいたクッキーを並べ、160度のオーブンで20~30分焼いたら出来上がり。

クッキーは、よく粗熱をとってからお召し上がりください。焼き立てクッキーは、味が感じにくいのが特徴なので、お子さまが待っていても「冷めるまでガマン」が必要です。
ピッピ流にハート型のみのクッキーにしましたが、他のクッキー型がある場合は、ぜひご利用ください。

※クッキーは、サクサク食感が美味しさの秘訣でもありますが、甘味料をエリスリトールやラカント100%で作ると、サクサク感が出ないので、てんさい糖をプラスしました。

ショウガは寒い冬の身体を温める食材としておなじみですが、スウェーデンなどの北欧は寒さが一段と厳しいので、お菓子にもショウガを入れるという知恵が昔から伝わっているのですね。

ピッピの物語は、時代を超えて、現代の私たちの生活にも役立つエピソードも盛り込まれています。ピッピの正義感、お金持ちなのにゼイタクせずに質素に暮らす知恵、お料理上手、そして物おじせずに白黒はっきりとした意見を述べる人間性は大人でも見習いたいと思いました。

三輪桃加 について

兵庫県出身、東京都在住。お料理と絵本、明治~昭和初期のレトロな文化をこよなく愛す。自身の体調不良から毎日食べることの大切さを痛感し、大学で食物学(栄養学)を学び、シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)の資格を取得。 「真の"美"体質」をモットーにダイエットや食を通した健康・美容関連記事、食育絵本などを手掛けている。 ブログ:野菜&果物の美養栄養学