BOOK展2022を終えて

たくさんの虫眼鏡も用意されました。豆本は“てのひらにすっぽり収まる”サイズなので、ページに書かれた細かい文字が読みにくいという方も、虫眼鏡があれば、じっくり読んでいただけたかなと思います。

持ち帰り自由の“キャンディー豆本”は好評で、6種類ある豆本を全部集めてくださった方もいらして、会期末にはおかげ様でからっぽになりました。

オリジナル豆本『ウエディングリング』も展覧会の記念に販売しました。野原のウエディングパーティーに偶然出くわした10歳の少女が、運命の人と不思議な出会いをする小さな物語です。
感想ノートの「まるで旅をしたような・・・」「子どものころに戻って・・・」というお言葉に、ひととき、豆本世界を楽しんでくださったかなと私も嬉しくなりました。

これからも、機会を見つけて小さな本を作っていきたいです。
ご来場くださった方々、気に掛けてくださった方々、ありがとうございました。

田村理江 について

(たむら りえ)東京都生まれ 成蹊大学文学部日本文学科卒業。日本児童文学者協会第15期文学学校を終了。 第6回福島正実記念SF童話賞を受賞して、『ガールフレンドは宇宙魔女』(岩崎書店)を出版。 児童書の作品に『リトル・ダンサー』(国土社)、『夜の学校』(文研出版)、『魔の森はすぐそこに・・・』(偕成社)など。絵本の作品に『ふなのりたんていラッタさん』(フレーベル館)、『ハンカチのぼうけん』(すずき出版)など。 HP:田村理江のページ