カチャ・・・
部屋のドアがあいた。ぼくは、ドキッとして、目をさました。
いけない、いけない。ちょっと、ねちゃってた。
ドアの方から、だれかが、しのびあしで、部屋に入ってくる。もしかして、サンタさん?
しまった・・・。
まさか、ドアから来るなんて。ドアの方には、わなを、はってない。
「だれか」は、ぼくたちの方に、ちかづいてくる。
サンタさんだったら、つかまえなきゃ。水でっぽうをもって、「手をあげろ」って言うんだ。
ぼくは、ドキドキしながら、ねたふりをしていた。
そして、「だれか」が、ぼくたちの枕のよこにきた時、そうっと、うす目をあけた。
「・・・!」
あぶなく、声をあげるところだった。
枕のよこにいたのは、パパだった。パパが、ぼくの枕のよこに、プレゼントをおくところだったのだ。