すると、うさぎの ぼうやが ぴょんと はずんで
「ぼく、おかあさんに おしえてくる」
と かけて いきました。
「ぼくも、みんなに おしえにいこう」
りすの ぼうやも、もりの みんなを よびに いきました。
「わはははははは」
さくらじいさんは、おおきな こえで わらいだしました。
そして、あさがおの きに なったときの ように、うたを うたいはじめました。
もりの みんなが あつまったら、きっと、おいわいの だいえんかいに なるに ちがいありません。
さくらじいさんの はずんだ うたごえは、もりじゅうに ひびきわるのでした。
あさがおの木(4/4)
文と絵・なりくら