あみーちゃんは いいました。
「だって、こんなに うすくて やわらかいものを
あみーは 知らないの。
おりがみでも コットンでも ビニールの ふくろでも
ききゅうは 作れなかった」
「あなたの花 から
春の チカラを いっぱいに かんじたよ!
あなたの チカラ
ひかりと かぜの チカラ
春の チカラを あわせれば
きっと ききゅうが かんせいすると おもうの!」
やまざくらは ゆっくりと いいました。
「そうだね。
ききゅうたいかいの ことは わたしも 知っているよ。
この 森の みんなで ききゅうを 作れば
とぶことが できるかもしれないね」