みずたまりの ひろしくん(2/4) 文と絵・わび みよ つぎの朝。 おんなのこが ひとり、ひろしくんの ところへ やってきました。 「おはよう、みずたまりさん。 きょうも ひろいのね。 まるで、海みたいよ」 そういって、きゃっきゃと わらいます。 「ねえねえ、よかったら おしえて くれませんか。 ぼく、海を まるで しらないのです。 きみ、いったことが あるのでしょう?」 ひろしくんは おもいきって きいてみました。 3 / 4«1234»