◆成長の過程で必ず通る道
文章も最小限でわかりやすく、絵の色合いもとても鮮やかで優しい印象です。
ソフィーの姿は2歳児のまさに等身大の姿を描いていて、それがとても愛らしく、見ていて微笑ましい気持ちになります。
またソフィーはママ、パパ、おばあちゃんによって、そのイヤイヤに寄り添ってもらっています。
愛情をたっぷりとかけてもらっているということがこのお話を通して伝わってきて、読者の心をとても温かい気持ちにさせてくれます。
まさに愛に溢れた家族を象徴しているようです。
このイヤイヤ期は、周りの大人たちに自分の気持ちにどれだけ寄り添ってもらえたかがとても重要になります。
イヤイヤ期はお子さんも成長の過程で必ず通る道で、それは成長の証。
子ども自身も思い通りにできないもどかしさや、自分の気持ちを上手くコントロールできない、言葉にでないことでイライラが募り、「イヤイヤ」という形で表現されているんですね。
この時、寄り添い、受け入れることももちろん大切ですが、ダメなものはダメ、危険なものは危険とはっきりと伝えていくことも大切です。(次ページに続く)