チーム「新作の嵐」で刊行(2/2)

紙の特性と可能性にビックリ!

イラストを担当した、聖柄さぎりさんからメッセージをいただきました。
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私が担当させていただいた『防災』は、災害の多い日本に住む私たちが身近にある紙を使って、いざという時のために備える方法を分かりやすく紹介しています。紙の特性と可能性にビックリ!な内容です。

本書で防災の強い味方・紙の特性を学びましょう。
熱を伝えにくく形を変えることで強度を変えられる特性は、身近なものでは紙コップや段ボールなど、皆さんも思いつくかと思います。
さらにこの特性を災害時に生かすことで、衛生面、ケガ防止、防寒対策や避難時のトイレやベッド、避難者同士のプライバシーを守る間仕切りにもなることが、作り方を交えて学べる内容です。
たとえば、新聞紙で作る箱やスリッパ。これらはイラストでウラ・オモテや折り目が分かるよう図解しましたので、ぜひ作ってみてください。
文字数の多い新聞紙を重なった状態で折るため、はじめはよれて形がくずれたり、折り目を見失ったりするかもしれません。まずは折り紙など小さな紙で作ってみると立体イメージがつかめますよ。
そのほかにも紙で作れる防災グッズの図解などを描かせていただきました。
工作や図解が大好きな私には、実際に新聞紙等を折って、作って、学べる楽しい作業でした。

紙は水に弱いけれど、それは再生できるという最強の特性でもあるんですよね。
資源を大切に使って、有効にリサイクルするために、きちんと分別することを心掛けていきたいです。
紙の素晴らしさを読んで作って納得!の一冊です。