ゆっくり あるいていくと、 みちが ふたつに わかれていました。
「どっちに いけば いいんだろう」
いつも、いくみちは ものしりの かあさんに まかせています。
そこに ずっと たっていると ふたつの みちに すいこまれて しまいそうです。
「どうしよう・・・」
「あっ」
キラキラ、キラキラ
あまつぶで きいろい はっぱが かがやいて いました。
「かあさんが いってた。きいろい はっぱを みると いいことが あるって!」
リトルは はっぱを ひとふりしました。
あまつぶが はっぱから キラキラッと とんでいきました。
リトルは きいろの はっぱを てに のせて いきを ふきかけました。
「ふうっ」
きいろの はっぱは ふわっと ちゅうに とんで みぎの みちへ おちました。
「よし。こっちだ」
リトルは みぎへ あるきだしました。