リンは のや きに さく はなと とても なかよしでした。
たんぽぽが
「ここの はっぱが じんじんと いたむの。おひさまが あたるの」
といえば リンは はっぱの うえに そっと はねを ひろげます。
そして ひが しずむまで そうして あげました。
また ひまわりが
「さいきん あめが ふっていなくて のどが カラカラなんだ」
といえば 2、3にち かけて かわの ところまで いきました。
そして はねに かわの みずを ふくませて そうっと もちかえります。
ひまわりの ところまで もどると
「おまたせ」
といって うえから みずを しぼって やるのでした。
リンのはね(1/2)
文と絵・かなこ すぷらうと