日本でも学校の授業の一環などに行う「社会科見学」はよくあると思いますが、アメリカでは企業が積極的に個人に門戸を開き、自分の企業を見学してもらう取り組みが盛んです。
シアトルはマイクロソフトやアマゾン、スターバックスコーヒー、ボーイングなどの国際企業の拠点があることでも知られていますが、こうした企業もまた例外ではありません。企業見学は常に大人気で、特に観光シーズンでもある夏場は、予約が取りにくいこともあるほどです。
そんな中、子供に大人気の企業見学があります。それは、地元のチョコレート会社『Theo(テオ)』が主催する「子供のためのチョコレート・ストーリータイム」です。チョコレートが大好きな少女・モリーが主人公の可愛らしい物語『Molly and the chocolate tree』を使って、小さな子供たちでもわかるように、チョコレートができるまでの過程や、フェアトレードの大切さを紹介するもの。
カカオの実の内側がパイナップのような甘さでおいしい話や、たった1本のチョコレートバーを作るのに必要なカカオ豆の量を実際に見せてもらったりと、大人でも驚くようなチョコレートにまつわるトリビアがいっぱいで、とても楽しめる内容になっています。