企業が取り入れるキッズのための「ストーリータイム」

アメリカコラム3回_3工場に到着すると全員頭にネットをかぶり、ストーリータイムがスタートします。モリーの物語は紙芝居になっており、スタッフの方が臨場感たっぷりにお話を進めていきます。

その間、たくさんの味のチョコレートを試食させてもらえます。これには子供ばかりか大人もみな、満面の笑みに。「今日だけは特別ね!」と言いながら、食べたチョコレートの種類はなんと8種類。チョコレートを大満喫し、一通りお話が終わったところで、チョコレート工場内を実際に見学します。工場内は大きな音が響いていて、とても高温。一つ一つ丁寧にチョコレートができるまでの道のりを実際に学び、ストーリータムは終了です。

絵本の世界を入り口にして、そこで学んだストーリーを実際に自分の「目」で見ることができる機会というのは、とても貴重だと感じました。お話をワクワクしながら聞いて、カカオの匂い、質感を感じ、チョコレートができるまでの道のりを実際みて、チョコレートを味わうという、五感に働きかける学びは最高にリッチな経験です。

自分の感覚をフルに使って習得したことは、子供の好奇心や可能性を育てる素晴らしい「種」になるのだと感じます。こうした子供向けストーリータイムは、他の企業でも実施されているらしいので、ぜひ今後も機会をみつけて、連れていきたいと思っています。

◆THEO CHOCOLATES(テオ・チョコレーツ)【公式サイト】 → THEO CHOCOLATES
◆筆者のホームページはこちらから → Go Tiny!

Junko Goodyear について

(ジュンコ グッドイヤー) 米国・ワシントン州シアトルの対岸、ベインブリッジ島在住。クリエイティブ・エージェンシー「Agentic LLC」共同経営者。 東京のど真ん中をベースに約20年間ビジネス経営した後、2010年にアメリカに生活の拠点を移す。エキサイトで刺激的な都会の生活をやめて、現在は仕事を日米で展開しつつも「半径5メートル以内の幸せ」を丁寧に生きる、パシフィック・ノースウエスト的「Go Tiny ライフスタイル」を実践中。 HP:Go Tiny!