さあ、おやつも食べてすっかり和気藹々に。ここからは「グループワーク」です。
3冊目と4冊目は テーマや伝えたいメッセージに沿った絵本を紹介。
そこから感じたことを自由感想文にしたり、問いに沿って自分なりの答えを見つけたりしてもらいます。
想像力の翼を広げて・・・幼い頃の体験を思い出して・・・。
正解はありません。その人自身が感じたこと、気づいたことを大切にする。それが「絵本セラピー」なのです。
ここで、自由に書き出してもらってシェアすると・・・。
当たり前ですが十人十色の感想が出てきます。「同じ1冊の絵本」からこんなにも違う感想が出てくる、また他の参加者の話を聴いて「そんな気づきがあるんだ~!」と。参加者は「なるほど~」と思ったり「昔の感覚を思い出して癒され」たりするのです。
時に涙ぐむ方も・・・絵本の力はすごいです。参加者の声はまた次回のその次のコラムでご紹介しますね!
◆目的を明確にする
絵本セラピスト協会が掲げているのが「大人ならではの絵本の楽しみ方を伝える」こと。大人ならではの、大人だからこその 絵本の楽しみ方があるのです。
これまでの経験値があるからこそ、シンプルな絵本の中に「家族」や「仕事」や「人生」を自分で勝手に重ね合わせてしまうのです。いや~絵本って本当に深い・・・。
そして、季節等に合わせた「テーマ」の裏に「伝えたいメッセージ」や「参加者に感じて欲しい思い」などをしっかり設定して絵本選びをするからこそ、絵本セラピストの思いも「伝わる」ものなのです。
今回で言えば「緑の中で深呼吸~♪」というテーマの中にも、絵本によって「童心にかえってワクワクしてもらう」、「思い切り絵本で深呼吸してリラックスしてもらう」など、目的を明確にしておくのがポイントなのです。
プログラムの進め方など詳しくは、絵本セラピスト協会代表の 絵本のソムリエたっちゃんこと、岡田達信さんの著書『絵本はこころの架け橋』(瑞雲社)にかいてありますので、ぜひご覧ください!
次回は「絵本そのものの魅力!」についてお話しいたします♪