そしてもう一つ・・・
絵本セラピーの対象も「様々な層に広がる可能性」をもっています。
私たち絵本セラピストはSNS等をつかって、自分たちの地域のセラピストだけでなく全国の絵本セラピストとつながり情報交換しています。
すると「企業で絵本セラピーをしました」「学校の保健室で」「中学校で生徒さんへ」などなど様々な場所でこの絵本セラピーが実践されている報告を目にします。
基本は「大人のための絵本セラピー」なのですが、いろいろな思いを抱える思春期の青少年ならではの見方や気づきがあるはず。
私は職業柄「こどもたちに発声の基本を教えてください」という依頼をうけることがあり、県内の小学校などを訪問することもありますが、この春からはフリースクールで「絵本」を通して、思いを伝えたり、感想をシェアしたりする授業を始める予定です。
まだ読み聞かせの延長のようなスタイルですが、いずれ「絵本セラピー」を取り入れた授業にしても良いかなと考えています。
「考えています」と言うのには理由がありまして、「絵本セラピー」は時に深いところにある感情を引き出したり・・・ひょっとしたら思いだしたくない過去を思いださせてしまったりするかもしれない、「癒し」と感じる人もいれば、「刺激が強い」と感じる人もいるかもしれないからです。
なので、どんなメンバーかしっかり顔を合わせて、テーマと絵本選びを丁寧にしてから臨みたいのです。