すると、どうでしょう。
足にあったトイレと、ピアノがサーッときえました。
かゆかった足が、よくなったのでくまさんは、なきやみました。
大あわてで、まじょが、やってきました。
「ないてはいけないよ。ないたら家が、ぬれてしまうからね。ほら、大きなビンのハチミツをあげるよ」
きゅうに やさしくまじょが、言うのです。
くまさんは、やくそくの紙を思い出しました。
ないては、いけません。ないたら、まほうが、とけてしまいます。
と書いてあったのです。
でも、なこうとしても、なかなか なけません。
そこへ、リリーちゃんが、やってきました。
「おばあさま。ねむくなってきたわ」
リリーちゃんは大きなあくびをしました。
「ニョンブランブランツンツクリン」
まじょが、おまじないをとなえると、おなかにあるへやがあきました。
まじょと、リリーちゃんが、ベッドのあるおなかのへやの中に入っていきました。