🦊秀逸のアイデア
お母さんは子どものことをどれほど愛おしく思っているのか。子どもを亡くすことがお母さんにとってどれほど悲しいことか。それを、かあさんぎつねの話とすることで少し距離を置いて見ることができます。
途中、切ない場面もありますが、読み進めていってきつねの電話ボックスの正体がわかったころには心がほかほかしてきます。さらに素敵なオチも用意されていて、読者を幸せな気分にさせてくれます。
やさしさがたっぷりと詰まったお話で、自分もやさしさに包まれていることに気づいた子どもたちは、きっと人にやさしくなれると思います。
この本、他にも伏線の貼り方など学ぶところはたくさんありますが、電話ボックスを使うというアイデアが秀逸です。
★野村一秋先生のインタビュー記事もぜひご一読を!
『ミルクが、にゅういんしたって?』著者・野村一秋先生に聞く(1/3)
→ https://x.gd/etXKc
『ミルクが、にゅういんしたって?』著者・野村一秋先生に聞く(2/3)
→ https://x.gd/oTLHR
『ミルクが、にゅういんしたって?』著者・野村一秋先生に聞く(3/3)
→ https://x.gd/sq5xe