じゃあ、お医者さんなら、どうだろう?
科学も物理も生物学も心理学も研究して、治せない病気は一つもないと自慢しているお医者さん。
「この薬なら、一発で止まります」
特製の薬を時計に注射したのに、ほら、この時計、平気で動いているじゃないか。
「お手上げだぁ」
時計さん、痛かっただろうなぁ。
ぼくの大すきなアイドルも、やって来たよ。彼女の歌声には、どんな人でも、じっと静かに聴きほれずにはいられない。
彼女の歌声は、小鳥のさえずりのよう。ピアノのメロディーのよう。そよ風のささやきのよう。
優しくて、リズミカルな歌声に、時計だってきっと、うっとりして、動くのを止めるにきまって・・・ない! あー、ダメだ。