当サイトで「おはなしの『タネ』をたくわえる」を連載いただいた、すとうあさえ先生が第35回ひろすけ童話賞を受賞されました。
おめでとうございます!
【受賞作品】
『コンスケとはるのともだち』
すとうあさえ・文
高橋和枝・絵
のら書店・刊
春の森で、きつねのコンスケは、キッコちゃんと出会いました。
コンスケは、キッコちゃんから鳥のことばをおしえてもらって…。
うれしい春の1日を描いたおはなし。(のら書店HPより)すとう先生より受賞のコメントをお寄せいただきました。
「この度、『コンスケとはるのともだち』で、第35回ひろすけ童話賞をいただくことになりました。とても嬉しく光栄に思います。
本作はキツネのコンスケとキッコが春の森で鳥の『聞きなし』を楽しみながら、大事にしていたどんぐりを埋める場所を探すお話です。特別なことが起こるわけではありません。春のうれしい1日を描いています。
古くから日本にある鳥の鳴き声を言葉に直す『聞きなし』の文化と、命を今ここにいる私たちに繋げてくれた先人たちへの感謝の気持ちを真ん中においてお話を考えました。読んでいただけたら嬉しいです。」