『0点天使』が出版されるまでを振り返って
この本は今年(2016年)の夏の終わりに出版されましたが、ポプラ社より刊行されるまで2年かかっています。
編集者さんに声をかけていただいたのは、2014年の夏です。無の状態で書いてみたいものを3点あげ、「0点天使」を進めることになりました。ちなみに候補にあげたのは、魔女系、動物系、天使です。そのときは文庫版かハードカバーか決まってなく、枚数制限もなく自由に書かせていただきました。
まず天使学校に通っている主人公の女の子のキャラクターを考え、天使や神様のことを調べ、自分なりの天使学校のイメージを膨らませて、いざ執筆!
私は綿密なプロットを立てずに、頭に浮かんだことを書いていくので、一気に書かないと忘れてしまいます。けれど集中が途切れると、そこからなかなか進みません。だらだらの日々が続きます。本来怠け者の性格なので、朝食後だらだらしているとすぐ昼になり、昼食を済ませ買い物に行くともう夕方・・・と、何もしないで1日が終わってしまうのです。