心から謝れば・・・

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パンのかけらとちいさなあくま
内田莉莎子 再話(リトワニア民話)
堀内誠一 画
福音館書店

これは、タイトルに惹かれて図書館で手に取った絵本です。
登場人物は、ちいさな子どものあくまと、まじめでコツコツと働く木こりですが、いたずら好きなちいさなあくまの活躍がほほえましく、そして勇敢で、読んだ後は、声援を送りたくなる一冊となりました。

あるところに、とても貧しい木こりがいて、おべんとうは小さなパンのかけらだけでした。そこへちいさなあくまがそのパンをこっそりと盗んで、家に帰ると、大人のあくまたちに「貧しい人のおべんとうをぬすむとは何事だ! ちゃんと謝って、その人のためになることをしてきなさい!」と命じ、家を追い出されてしまいます。

ちいさなあくまは木こりのところへ行って、パンを返して謝ると、木こりもすぐに許してくれました。
しかし、ちいさなあくまは「人の役に立つこと」をしていないので、家には帰れません。ちいさなあくまは、どんなことをして、木こりの役に立つことをしたのでしょうか?

三輪桃加 について

兵庫県出身、東京都在住。お料理と絵本、明治~昭和初期のレトロな文化をこよなく愛す。自身の体調不良から毎日食べることの大切さを痛感し、大学で食物学(栄養学)を学び、シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)の資格を取得。 「真の"美"体質」をモットーにダイエットや食を通した健康・美容関連記事、食育絵本などを手掛けている。 ブログ:野菜&果物の美養栄養学