あさがおの はなが、いっぱい、いっぱいさいて、さくらじいさんは
すてきな、すてきな、あさがおの きになりました。
「ははははは。これは ゆかいだ。わたしに はなが さいたのは、なんねんぶりだろう」
さくらじいさんは、おおよろこび。
とても うれしくなって、うたを うたいはじめました。
さくらじいさんの うたごえは、もりじゅうに ひびきわたりました。
うたごえを きいた もりの どうぶつちが、なんだろうと やってきました。
そして、みんな さくらじいさんをみて、びっくり。
「さくらじいさん。なんて すてきなんだい」
「とってもきれいよ。さくらじいさん」
みんな、さくらじいさんを ほめました。
「みておくれ。わたしに、ひさしぶりに はなが さいたみたいだよ。はははは。とっても きれいだろう。みんな、みておくれ。」
さくらじいさんは、とっても おしゃべりに なっていました。