「ゴロン、ゴロン」「ゴロン、ゴロン」
しばらく、おにぎり君が転がっていくと、大きな川のそばに、ドングリが落ちていました。
ドングリは、ぬれた体を起こして、こう言いました。
「おにぎりさん、おにぎりさん、どこにいくの?」
おにぎり君は、ドングリに今までのことを話しました。
「それは、たいへんだね~」
「そうなんだ! そうなんだ! だから、神様に会いに行くんだ。聞いてみれば、一番早いのさ」
「神様のところなら、川は近くになかったね。ねえねえ、僕もつれて行ってよ! 僕は山育ち、ここは川だから育っても、大きな木にはなれないんだ!」
ドングリは言いました。
「ここの土はあまりにやわらかくて、大きくなってもたおれてしまうんだ。せめてもう少し、かたい土じゃないとね。根を下ろせないんだ!!」
「それなら、いっしょに来るかい? 乗せてあげるよ!」
おにぎり君はこころよく引き受けました。
「わ~い! ありがとう~!!」