うんしょ、うんしょ！
ドングリは、おにぎり君の体に乗っかりました。
足もとは、ふわふわして気持ちがよかったので、ついつい、中へ中へと入っていきました。
「じゃあ、落ちないようにね！」
「うん、うん。うん、うん」
きもちいいおにぎりの中で、ドングリはごきげ んになりました。
「じゃあ、行くね」
おにぎり君は、また神様のところまで、転がっていきます。
「ゴロン、ゴロン」「ゴロン、ゴロン」
こんどは、ドングリも、声を合わせて

「ゴロ～ン、ゴロ～ン」「ゴロ～ン、ゴロ～ン」

なんだか、二人で声を合わせると楽しくなってきました。